2009年7月6日月曜日

トンコンティン空港の悲劇-軍隊の発砲で死者発生

2009年7月5日
ホンジュラス テグシガルパ


クーデターによって国外追放されたマヌエル・セラヤ大統領の帰国が予定された今日、何千もの支持者がトンコンティン空港に向かってデモ行進しようと、ペダゴジカ大学に集まった。同じ頃空港では、ホンジュラス治安部隊が重々しい警戒態勢を敷く中、メル(セラヤ氏の愛称)の帰国を待つ人々が早くから集まっていた。











この日、少なくとも10万人の人々が、メルの帰国を歓迎しようと、トンコンティン空港に向けてデモ行進を行った。























デモ行進をくいとめるため、治安部隊がいくつかのチェックポイントを設けたが、警察と軍隊はデモ隊のトンコンティン空港への到着を許可した。その間、両者の行動は驚くほど穏やかで、わきまえのあるものであった。

デモ隊の通過を許可した警察に対し、参加者の間から拍手さえおこった。

















しかし数分後、滑走路の端周辺で高まった緊張は、収拾がつかないものとなる―セラヤ大統領支持者が有刺鉄線を越え、滑走路内へと侵入しはじめたとき、軍隊が催涙ガスを放ち、発砲したのだ。その場で1人が死亡、多くの負傷者が発生し、一夜のうちに少なくともさらに3人が地元の病院にて死亡した。







「治安部隊は非武装の民間人に対して発砲した。5時間にわたるデモの間、参加者は軍隊・警察に対し、穏やかに接していたし、衝突など1度もなかった。棒や拳銃を手にしていた者も1人もいない。デモ行進の主催者は、数名の参加者が石を持っているのを見つけ、それを取り上げたくらいだ。それなのに軍隊は我々に向けて突然発砲した。冷酷にね。発砲する必要などどこにもなかったというのに!確かに、(滑走路に入るため)有刺鉄線を切断した参加者がいたことは否定しない。それでもなお、民間人への発砲は必要なかったのだ。ホンジュラスの人々が連帯を失わないために、もう一度言おう。犠牲者が流した血は、暫定政権に抗して立ち上がり、その姿勢を断固として貫こうとする多くのホンジュラス人の土台となってくれるだろう。我々は、『剥奪という方法によって権力を得た政府には、誰ひとりとして従わないものとする』と明記された、この国の憲法の第三条に従っているだけなのだ」

国営放送8チャンネルのジャーナリスト、セサル・オマル・シルバの言葉









マヌエル・セラヤ氏を乗せた飛行機は、トンコンティン空港上空を2度飛行したのち、着陸を諦め、ニカラグアのマナグアへと向かった。軍部が着陸許可を与えず、車両が滑走路を閉鎖したためである。今のところ、セラヤ氏の帰国の時期は決まっていない。

BBCが公開している映像で、軍によるデモ隊への弾圧の様子を確認することができる。軍の発砲が鮮明に映し出されている。

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2009年7月4日土曜日

メル、親愛なる友よ、私たちはあなたと共に!

2009年7月4日
ホンジュラス テグシガルパ


今日、何千もの人々が、6月28日に起こったクーデターに抗議するため、ホンジュラスの首都テグシガルパにて、平和的なデモ行進を行った。強制的に国外追放されたマヌエル・セラヤ大統領―人々は親しみを込めて彼をメルと呼ぶ―の帰国を歓迎しようと、デモ行進はトンコンティン空港へと向かった。





デモ行進は穏やかに行われ、暴力行為の報告もなかった。しかしながら、緊張は首都の至るところで感じられる。







軍のヘリコプターが低空飛行を繰り返し、緊張は高まる。

デモ行進の参加者らは、暫定政府に好意的である主要メディアの偏った報道を非難した。「デモ行進参加者数は5人でも100人でもない。金に買われたメディアよ、きちんと数を数えるがよい!」





















デモ隊が到着した空港では、物々しい警戒態勢を敷く軍と警察が待ちうけていた。

















屋上や管制塔には、狙撃兵が配置されていた。











「メルが最低賃金の引き上げを行ったときから、彼をとりまく問題が生じ始めた。金持ちはメルの政策に反対している。なぜなら、メルは彼らのポケットに手を伸ばし、この国の人々にその富を分け与えようとしたからだ。憲法の改正が行われれば、ビジネスに利害を持つものたちは、これまで享受してきた特権のいくつかを失うことになろう」



「メル、親愛なる友よ、私たちはあなたと共に!」





メルは今日の帰国を予定していたが、その姿は見られなかった。明日、7月5日に帰国するとみられ、帰りを待つ人々が、大規模なデモ行進を予定している。

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